距離

昨夜、以前働いてた会社の子たちとの飲み会で都内へ。
半年ぶりだったけど、やっぱりすごく良いなあって。
みんな、大好き。

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その後、とある人がわたしを某所まで迎えに来る予定だった。
けれど、連絡がつかない。
あー、逃げられたか、と。
あまりそんな様子はなかったように思いつつも、連絡がとれないってことは、そういう事なんだろうな、と。

だから、ネカフェへ行って寝た。
夜中、ふと目が覚めて携帯を見たら、そいつからだった。
"眠ってしまっていて、目覚ましにも気付かなくて、電話にも気付かなかくて、今起きた。
本当にごめんなさい" と。

朝、彼はわたしがいる駅のカフェでまで来た。
"僕は、君に会ったらキスをするよ"って宣言は、本当だった。
そして、一緒に朝ごはんを食べた。
駅へ向かう道中、手を繋いで歩いた。
わたし達は、会う前に話してた。
"今度の週末だけ、僕はきみのbfで、きみは僕のgfだ" って。

彼の家へ行って、彼はどの音楽が好き?って、自分のiphoneを見せてきた。
わたしのスマホに入ってるのと被ってるのがいくつかあった。
I see stars, Broadway, crown the empire, sleeping with sirens...
たぶん、他にも被ってると思う。
ふたりで、驚いた。

ひたすらキスをして、ハグをしてた。
sexはしなかった。
彼のそれが、機能しなかった。
一度目も、二度目も。
それに対して、彼は苛立ってた。
時間が許す限りくっついて、陽が落ちる前にわたし達は別れた。

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帰り道、ふと彼のことを思い出した。
わたしの大好きな彼を。
彼は、このことを知ったら、なんて言うんだろう。
いずれにせよ、きっと呆れてがっかりだって言うか、少し苛立ってみせるか、そんなとこなんだろう。

わたしは、彼には会えない。
今日わたしとあいつがした事を、彼とすることは出来ない。
都合の良い関係にさえなれないんだ。
それが、ひどく悲しくて、淋しかった。

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彼のお誕生日プレゼントのひとつを買ってきた。お箸を一膳。
早く送ってあげたい。