水滴

送って欲しいんじゃなくて、もっとふたりで話したいだけ。

送ってやるよ

そう言ってくれなきゃ、ふたりで話すことも出来ない。
それがすごくさみしい。
先週の密度が嘘のようで、スカスカして、少し苛々する。

そう感じている自分に気付いて、これが恋なんだろうかって、考えたくもないことを考えて。
これは、恋なんかじゃない。
ただ、久しぶりに大人の男性と話してるから、少し変な感じがするだけ。
そう思いたいし、きっと本当はそうだ。

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大好きな雨。
愛しき暗がり。