初めて彼の正装した姿を見た。昇進のセレモニーがあって、その為に着たのだと。シワのないシャツ、紺色のジャケット、ネクタイ、それから左胸に着いたいくつかの略綬。よく似合う。ｰｰｰｰｰ自分のしたいことと、現実。その板挟みになって、もがき苦しむ。わたし…

いつだってわたしが欲しい言葉は簡単なんだよ。honeyは、それを容易く口にする。your mine.って。それは、所詮ただのお遊びだからだ。でも、それでもいい。わたしは、ただ誰かのものでありたい。必要とされていたい。それが、わたしの幸福なのだ。ｰｰｰｰｰ少し…

honeyと話すようになって、アメリカ軍の動向が気になるようになった。honeyもいつか前線に行く日が来るのかな、とか考えたけど、たぶん大丈夫だろう。ｰｰｰｰｰしかめっ面のhoneyは、とても格好良い。普通にしてると、人懐っこいお猿さんみたいなのに。目の保養…

どういうわけか、やたらとhoneyのことを考えた。もて遊ばれているだけだと分かっていても、それでもなんとなく彼との会話が心地良くて。昨夜、わたし達はやたらと好きだのなんだの言い合った。安っぽくて、嘘くさくて。でも、それで良かった。今のわたしに必…