犬
明日は最後の大仕事。
それが終わったら、きっとひたすらなんの上がり下がりもない日々になる。
あのチームに入れてもらえたこと、あの人の犬になれたこと。
本当にわたしはラッキーだ。
明日の朝は早出。
彼がわたしを拾いに来てくれる。
信じられないな。
本当に来てくれるのかな。
忘れちゃってたりしないかな。
忘れられちゃってもいいや。
ーーーーー
昨夜、久し振りにブライアンからメッセ。
わたし達は子供みたいにただひたすらLove youを繰り返した。
彼がいれば、わたしは平気になれる。
ひとりじゃないって思える。
子供子お遊びで十分満たされる。
ーーーーー
お月さまがきれいだ。
夢
ブライアンの夢を見た。
彼は日本に来ていて、わたしの家に泊まっていて。
ふたつ並んだベッドにそれぞれ横たわってた。
わたしから手を伸ばして、良いことだって、確か彼はそんなようなことを言って、わたし達は手を繋いで眠った。
別の夜、彼と同じベッドで眠った。
また別の夜、彼とsexをした。
予想に反して、すごく優しいsexだった。
目が覚めて思う。
ああ、わたしさみしいんだって。
彼が恋しくはあるけれど、そうじゃなくて。
本当にたださみしい。
ひとりはいやだ。
I care for you
toeicを受けてみた。
ズタボロ。いったい何点取れるのかしら。
いいのよ。初めてだったから。
今度はもっとちゃんとお勉強して、練習もするんだ。
ーーーーー
父さんが風邪を引いた。
もうおじいちゃんだから、すごく心配。
お味噌汁に、インゲンとしめじと卵。
寝る前にはホットミルクも。
早く風邪治りますように。
さみしい。こわい。
父さんが死んじゃったらどうしよう。
どうしたら良いのかわからない。
早く病気になって死にたい。
そしたら、1000万だもん。
親父、しばらくはゆっくり過ごせるようになる。
やっぱり、泣くのかな。
寂しがるかな。
でも、きっとすぐ乗り越えてくれる。
楽させてあげたい。
ーーーーー
某小説サイトで、今までの過去を少し書き始めてみた。
よく、苦しかった体験を書くのはつらい、みたいなことを見かけたけど、何言ってんだこいつって思ってた。
でも、本当だった。
たしかに、なかなかつらい。
ーーーーー
わたしだって、君に言いたいよ。
I wish you were hereって。
きっと、君とは違う理由だけど。
日々の
わたしだけのひみつにしたい。
わたしだけが知ってるって、そんな気分でいたい。
時々、ちゃんとこの土地の言葉を喋ること、
子供みたいに人のことを ばーかばーか って言うこと、
好きなバンドのこと、
彼の休日のアクティブさ、
最近ラーメンばかり食べてること、
彼にもちゃんと嫌いな人がいること、
誰かのことを、ちゃんと うぜえ って言えるとこ、
そういう諸々は、わたしだけが知っていたい。
社内では、他の誰より知っていたい。
わたし、ばかだし、面白い話題もないけど、たぶんその辺の子より、あんたの好きなバンドの名前や曲を知ってるよ。
別に老眼が始まっててもいいよ。
ピントが合わねえってぼやく、そんなあんたも好きだもん。
好きだ。
きっと、明日もわたしあんたのことが好きだ。
ぬくもり
会社のおばさんが優しい。
他部署の人だけど、よく喫煙所で会って、いつの間にか普通におしゃべりするようになった。
駅まで送ってくれたり、冗談でお土産をおねだりしたときも、本当に買ってきてくれたり、何度か頭を撫でてくれたこともあった。
たぶん、わたしの母さんより少し年上のその人。
なんとなく、すごく甘えたくなる。
あのね、あのねって。
お母さんみたいな、そんな感じがする人。
その人とお話をした後、時々思う。
もっと親に甘えたかった。
子供の頃は、それほど淋しくはなかった。
母さんと上手くやれなかったこと、二人暮しだった父さんとも思うようにやれなかったこと、ひとりの夜も、割と平気だった。
たぶん少しくらいは悲しかったり淋しかったりはしたけれど。
でも、こうして大人になって、本当はたぶんちゃんと淋しかったし、もっとわがままを言ったり、駄々をこねたり、甘えてみたりしたかったんだって、なんとなく、そんな風に。
会社のみんなが家族みたいで。
お兄ちゃんみたいな人達がいて、弟みたいな子がいて、隣の席の人は、おばあちゃんみたいで、お姉ちゃんみたいな人がいて。
大家族だな。ははは。
ーーーーー
仕事中、わたしはいつまでこの人の背中を見ていられるんだろうって、ふと思った。
きっと、思っているよりは短くて、そして長い。
はげ!はげ!って言っていじってくるから、
うるさい老眼って言い返してみたり、
ふたりで わけがわからない って唸り続けてみたり、仕事中なのにふたりで大笑いしたり。
いつだって味方でいてくれるあの人。
いいよ。
なんとも思ってないなら、それはそれでいいよ。
それでもわたし、最後まであんたの一番の犬でいてあげる。
たくさんお手伝いできるように頑張るし、わたし賢くはないけれど誰より一緒に悩んであげる。
会社の誰より一緒に笑ってあげる。
あんたの親父ギャグも、時折見せる子供っぽさにも、ちゃんと付き合ってあげる。
わたしが一番の犬でいるんだ。
体
ジムに通うことにした。
太り続ける自分が嫌だった。
ストレスを発散したかった。
筋肉をいじめたかった。
なんとかいう測定器で、自分の体をチェックしてもらって、多少筋肉があることが分かって、ちょっとテンション上がった。
胸筋が大きいから動いてるのがよく分かるって言ってもらえて、それもそれでなんとなく嬉しかった。
ばかだ。ははは。
明日もジム行きたいな。
あまり筋肉痛になっていませんように。
もういっかい
もう一度、英語のお勉強をしてみようか。
もういいやって、完全に捨てかけていたけれど、もう一度だけ。
ちょっとずつ、本当にちょっとずつ。
久し振りに、新品で本を買った。
参考書とかではなく、普通の文庫本。
たった900円くらいだけれど、すごく勇気が要ったんだ。
少し読んで、寝よう。
Nyt nyt, my friend.